あなたの暮らしには、動物実験をしている商品はありませんか?
今日は心が動いた動画を見つけたので、紹介します。
あるウサギのストーリーです。
動画はスーツを着たウサギのカットから始まります。
彼の名前はラルフ。
「右目が見えません」
「こっちの耳はずっと耳鳴りしています」
「背中の毛を剃られて、薬で火傷したんだ。ヒリヒリするよ」
こんな自己紹介から始まります。
続いて、
「でも大したことないよ」
「めちゃくちゃ痛いのは、動いたり息をしている時だけだし」
「でもいいんだ」
「人間のためにやっていることだし」
「人間は動物より偉い」
「僕は実験用ウサギだ」
「お父さんもお母さんもきょうだいも僕の子供もみんなそうだ」
「仕事のために死んだよ」
「僕もそうなるんだ」
「でも大丈夫」
「そのために生まれたし、僕らはそれで幸せ」
一度、ゆっくりため息をし、ぼそりと
「幸せ」
シーンは変わり、実験のシーンへ。
「この仕事のおかげで人間が一人でも、口紅や制汗剤が安全だって思えるなら」
続いて実験終了後のシーン。
左目も見えなくなってしまったよう。
「動物実験している商品を買う人に伝えたいんだ」
「商品って例えば、アイライナー、シャンプー、日焼け止め。洗面所にあるほぼ全ての物」
「あなたたちや動物実験を認めている国がなければ、僕は無職になっちゃう」
「街で路頭に迷います」
「でもさ…」
痛そうにしながら話を続けるラルフ。笑顔で、
「大丈夫」
動画の最後は、音声はなく下記のテロップが流れて終わります。
ぜひ動画もご覧ください。
Humane Society Internationalはこちらのサイトで署名を集めているそうです。
動物も幸せになれる社会はつくれる
世の中には動物実験をしてない商品があります。
LUSHやザボディショップは動物実験をしてないブランドとして有名ですよね。私も普段いくつかの商品を使っています。
機能性や値段も大切ですが、そもそも自分が幸せになることで代わりに誰かや動物を不幸にしてまうなら、それは嬉しくないこと。
有名なLUSHやザボディショップ以外にも動物実験に反対の立場のブランドはあります。
最近知って買ったのは、A’kinというブランドやecostoreというブランド。
例えばA’kinは動物実験をしていないだけでなく、100%ビーガンコスメとして蜂蜜等の動物の副産物も一切使用していなく、過剰な包装を避けているそうです。
私たち消費者の選択が変わることで、動物の未来が変わります。
そして、もしも動物実験に関わっていそうな美容商品やヘルスケア商品に関わる企業の人であれば、たとえば、
- ・調達担当者
- ・製造プロセスに関わる人
- ・品質管理プロセスに関わる人
- ・販売に関わる人
- ・カスタマーサービスに関わる人
などがいるかもしれません。
サプライチェーンに関わっている企業の人であれば、
- ・素材の生産者
- ・貿易や輸入に関わる人
- ・卸や物流に関わる人
- ・広告や顧客管理システムなどで支援しているマーケティングに関わる人
、このように自分は作り手でない・関係ないと思っていても、間接的にはB2Bなどで関わっている企業人も多いかもしれません。
裏を返すと、様々な人たちが、この動物実験の問題を理想の形に直していくことができるかもしれません。
そして、NPOの場合は、社会課題を”システム”として俯瞰的に捉え、システムにどのような作用を作ればよいのか世の中の仕組みを変えることで社会課題を根絶しようとするNPOも多く、動物実験が行われないような世の中の仕組みづくりをしているNPO法人もきっとあると思います。
消費者として毎日の商品を切り替えることや、いち企業人としての取り組みを変えるだけでなく、そういったNPOへ寄付することで社会の構造を変える後押しもできると思います。
(必ずしもすべてのNPOがエコシステムを変える活動をしているとは限りませんので、ご寄付などをする際はご自身で納得された上でご寄付することをオススメします)
もちろん、全部やれる方はそれが良いかもしれませんが、まずできそうなことから始めてみるのはいかがでしょうか?
一番簡単なのは、誰にも当てはまる日常生活で使う商品を変えることでしょうか。例えば、LUSHやザボディショップやA’kinのように動物実験をしていない商品を選んでみませんか?
自分が使うものがどうやって作られているかは、消費者には知る権利がありますし、今使っているものに動物実験がされているか気になった方は、調べたり分からなければ製造元に問い合わせてみるのも良いかもしれません。
あなたの一歩は、微力でも無力ではありません。
ウェルビーイングパークでは、人だけでなく動物も含めて幸せな社会をつくることを目指しています。
今回は動物実験やまつわる日常生活品について考えてみました。
世の中の人々と動物がもっと幸せでいられるように、ウェルビーイングパークではみんなができる一歩を、ゆっくりと取り上げていく予定です。
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