突然ですが、グループAとBの違いは何でしょう?
この記事では、「食肉マーケティングの裏側にあるニワトリの扱い」について、ニワトリの実態と私たちができる行動をまじえて紹介します。
記事の方が詳しく記載していますが、動画で簡単に知りたい人は、ぜひ併せて視聴してみてください。
ニワトリの暮らしとは?
排卵のために育てられるニワトリ。
ある会社で育てられるニワトリは1羽に与えられるケージの面積はiPad一枚分程度しかありません。
ケージの中には「止まり木」も「巣」も「砂場」もありません。
- 止まり木は、鶏にとって高く安全で安心できる場所で本来寝る時に使われるものです。
- 巣は、隠れたり安全に巣の中で卵を産むためにあります。
- 砂場は、体を清潔に保つために砂浴びをするために使われます。
- 土を歩いていれば自然に擦れる爪は伸びて、金網に引っかかります。
ケージはぎゅうぎゅう詰めで、”動くこと”も”羽を広げること”もできない。
ケージに体が引っかかると脱臼したり、動けないニワトリはエサを食べられず衰弱死することも。
もしも自分がニワトリに生まれたらどうしますか?
あなたの当事者意識はどれくらいですか?
一つの会社だけで何百万のニワトリがこんな状況に追いやられてしまっています。
そして、一般消費者であるわたしたちは、もしも知らずともこの会社のニワトリの卵を食べていたら、こういった状況を促進している当事者になります。
この”社会の不”を促進している人は日本・世界にどれくらいいるんでしょうか。
そういった人が悪とは全く言わないですが、
- ・知らないで加担してしまっている人
- ・知った上でそれでも選んでいる人
- ・知った上で選ばないようにしている人
- ・知った上で変えようとしている人(例:シェアや署名など)
こんな風に色んな道を選ぶことができますよね。
工業型畜産により効率性や品質保証が良くなり売上が伸びやすく、顧客が買いやすくなるかもしれません。
しかし、社会の不に繋がっていることが認知されていけば、買う人は減っていくのではないでしょうか?
大事なことは売り手だけに任せるのでなく、私たち買い手もどんな選択をするのかで世の中を変えていけること。
きっとあなたも変えられる!
ここからは、個人でなく企業ではたらく人の視点に立って考えてみましょう。
事業会社でなくサポート会社の方は知らずに、社会の不を生み出していることがあります。
例えば、カスタマーサポートを受託している会社、ITシステムの構築を受託している会社、マーケティングで売上成長を支援している会社。
サポート会社の人であれば、サポートする事業会社の中身をきちんと理解してクライアントを選ぶことも大事と思います。
排卵鶏の工業型畜産の問題を変えるために、世界では何百もの企業がケージフリーに移行しているそうです。*1
例えば、グループBのBURGER KING、Nestle、ユニリーバ。(最初のクイズの正解とつながります)
日本でも100以上の企業やお店がケージフリーに移行しているそうです。*1
この問題をさらに解決するために署名もできるそうです。
もっと詳しく書かれているので、少し気になった方はぜひチェックしてください
今回はニワトリの工業型畜産の話を取り上げました。
わたしがゆるいヴィーガンになった理由でもあるのですが、豚や牛の工業型畜産では、環境破壊にもつながる問題があります。
またの機会に発信したいと考えていますが、関心がある方はぜひこちらの記事も見てみてください
*1:NPO法人アニマルライツセンターの署名キャンペーン「KFC・Taco Bell・Pizza Hut さん、鶏の虐待を支援するのをやめてください!」
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