多様な性について考える

すべての小学校をセクシュアルマイノリティの子どもにとっても過ごしやすい場所に。 精神的な豊かさ
すべての小学校をセクシュアルマイノリティの子どもにとっても過ごしやすい場所に。

あなたにとっての性とは?

思えば大学生とか大人になってから “ LGBT “ っていうキーワードを知ったと思うけど、前職の同期入社の知人にも1人、性同一性障がい(身体は女性)の人がいました。

後から友達から聞いたのですが、新入社員研修のある研修のユニフォームで、女性社員はスカートをはくので、その時苦しかったそう。

(その後、男性用ユニフォームに変えてもらっていて、会社側の非とかについて何か思うことがある訳ではないです)

その子は300人近くいた同期の一人であまり話したこともなかったけど、

かわいらしい服は着ないの?

とか、女性更衣室で一緒に着替えることとか、今まで心地が良くない出来事はたくさんあったかもしれないし、自分のありのままを打ち明けた時に、

受け入れてくれないかも

友達として付き合ってくれないかも

と思ってしまったら、怖かったんじゃないでしょうか。

データで見るジェンダーの多様性

LGBTの人が10人に1人くらい(データによって数字は違う)いるとすると、学生のときに1クラスだいたい40人だったら3~5人はLGBTの友達がいたということ。

それだけ多くの人がいて、その人の気持ちも知らずに、

「ゲイだ」「レズだ」「女々しい」

とかという言葉を小中学生の時は自分含めて簡単に使っていた人もいるかもしれない。

(明確に誰かに言ったかは覚えてないですが、もしも自分が言っていたらその時のことが申し訳ないし謝りたいです)

  • ・いじめや暴力を受けたことがあるLGBT(68%)
  • ・不登校を経験したことがあるトランスジェンダー(29%)
  • ・自殺念慮を抱いたことがあるトランスジェンダー(58%)
  • ・性同一性障がいの人が性差別違和感を感じ始めた時期が小学校入学前まで(56%)
  • ・性同一性障がいの人が性差別違和感を感じ始めた時期が中学校入学前まで(80%)

これは私も親しくさせて頂いているNPO法人ReBitさんの出されているデータです。*1

もしも、その人が悪いことをした訳ではなくて、その人の当たり前の行動言動をしていただけで、周りの理解不足でいじめや不登校、それから自殺を考えさせてしまってたら、そんな環境は変えたいなって思います。

NPO法人ReBitでは、性の多様性について学んで考える機会を学校教育の中に入れようとしているそうです。

「Ally Teacher’s Tool Kit」という、学校の先生が多様な性について学び、授業実践ができるツールキットを制作されています。

そして「Ally Teacher’s Tool Kit」を数百校へ無料で届けるために、クラウドファンディングにも挑戦していました!

私も寄付で先生を通して多くの生徒に多様性を考えるきっかけをお届けするサポートをしました。

※クラウドファンディングサイトに色々書かれてます↓

小学校高学年向けLGBT教材「Ally Teacher’s Tool Kit」 | 認定NPO法人 ReBit
セクシュアルマイノリティの子どもにとっても過ごしやすい小学校をつくる「アライ先生」になり、子どもに多様な性について教えるための教材キットを作成しました。

最近認知が広がってるADHD(多動性症候群)も、身体障がい者も、知的障がい者も、その人に出会って話したりすることで、みんな違って良いなって実感しますし、ありのままでいてくれるその姿勢が嬉しいですよね。

2019年に上映されていたジョーカーもすごい面白かったですが、もしも自分も同じように笑い病 (失笑恐怖症?) を持っていて、ジョーカーと同じように社会から反応されたら、同じような道を辿ったかもしれないって思うのは私だけじゃないんじゃないでしょうか。

だからこそ周りの理解が必要だと思うし、子どもの頃からの教育が大事だと思うし、本人の努力だけじゃなくて、環境から変えていきたいですね。

社会的な課題という意味では、こちらの記事もオススメです!

*1:NPO法人ReBitのWEBページ「すべての小学校をセクシュアルマイノリティの子どもにとっても過ごしやすい場所に。」

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